「ジェヘナ」と「やさしくありませんように」の親和性

 この曲は別ジャンルの短編を書く際に聞いていた曲だったのですが、「やさしくありませんように」に色々と当てはまっていて成る程なぁとニヤニヤしてしまいました。

 【もう回復の見込みはない】【どうせ何も変わらない】【逃げる勇気もない】
 【DNAという聖書】
 【騙してごめんよ】【本当に残念だけど僕等は生きるしかないんだ】【苦しみだけが絆】

「生きていたって、仕方がないのよ」と嘆いていたアルミナが「わたし、酷い人だったでしょう。きっとこれからもずっと酷いの。酷いまま、変われないの」と自身のことを認めつつ、「わたしも彼もあなたも、いつだって死ねるの。生き物ってそういうものらしいの。だからきっと今じゃなくてもいいわ」と、死を自ら遠ざけることができた……そんな流れを思い出しました。

「この人が生きていることが、とても可哀想だった」と生かされているアルミナをいたわしく思いながら、「あたしはそんなもの(死)に甘んじない」と強く思いながら、それでも彼女の望みを叶えてあげたいと苦悩した末、その苦悩がやっと報われたことで、彼女を「おかあさん」と呼べるようになった……そんな「あたし」の流れを思い出しました。

【はい、恐悦、たいへん身に染みるお話でした(笑)】は、ズミさんに対して命の倫理を解くマリーのシーンにちょっと重なる。あるいは「あたし」に「あなたにお母さんは殺せない」と伝える「お姉ちゃん」のシーンもそれっぽいかもしれない。

「ジェヘナ」はサビの長調がとっても綺麗な曲なので、最終的にただ一人を残して生きることを選んだ「やさしくありませんように」の、彼等の心持ちが存外スッキリ当てはまって楽しいですね。「マーキュリーロード」も着地点としては共通しているけれど、こっちにはもっとワイルド? ドラマティック? なものが似合うかな。

 この曲に乗せるなら、オーナーの「では、お先に失礼するよ」はどこに当たるのだろう。書き換えられてしまった寿命になぞらえて【DNAという聖書】のあたりかもしれないなあ。

 とかいう妄想で今日も元気です! 嘘ですRSウイルスを貰って喉がつぶれています! 昨夜からいよいよ痛くなってきました。頑張れ私の免役!!

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