でもやっぱりストーリーに関しては4の衝撃に勝るものなし

 いなくなった××を迎えにいくための場所、あの最終層へ至る道の会話、あれなんですよ。主人公の運命が静かにもう一人によって紐解かれていく様のなんて厳かかつ静謐で優しいこと。あんな綺麗な運命性はなかなか見られるもんじゃない。

 美しく大団円を迎えた4に対して、5は……終始1人で闘いすぎていた感があるけれど、でもあれはあれでその後の「もう1人で頑張らなくていい」という街の皆さんからの温もりを大いに期待させる作りになっていて、とても素敵。
 4に傾倒しすぎているのは単なる私の、好みです。

© 2025 雨袱紗