+ シュレーディンガーのルーカスさん
全てのイベントを見終えるまでルーカスさんが「どう」であるのかはまだ分からないというからくりだよ! 素晴らしいな!
もうじっくり10日間遊び尽くしたのでしばらくは修正作業に集中するつもりなのですが、ゆくゆくはやっぱり全部のイベントを拝見したいという気持ちでいます。ただそれによって「何かが明らかになる」ことよりも、ただ結婚後の二人が仲良くしている様を見守るだけの「何も明らかにならなかった」状態を今の私は強く望んでいます。
これはルンファクに関係ない、此処にいる全く別の人物のことを「最後までお相手に明らかにするつもりがない」ことに由来しているのですが、最後まで主人公、ナユには「貴方が何者であったとしても、何者でもなかったとしても、そんなことはどうだっていい」と思っていただきたい。ならば知らないままの方がいい。何者でもない彼をそのまま好きでいてほしい。なんて汚いエゴだろうね。
これはその全く別の人物に関して、とある方より言っていただいたことなのですが「神の愛は偉大でそれ自体も勿論素晴らしいことだけれど、その愛全てを受け止められる側の器も相当に素晴らしいもの」というような趣旨の事を……このルーカスさんとナユについても重ねてみたくなります。本当の狂人は実は神の愛を受け止めて尚ニコニコ笑っている主人公の方だったのでは。神に愛される器、すなわち神の愛を全て受け止め切れる器となるには、もう心のたがを外して狂ってしまうしかなかったのかもしれない。