でもちゃんと付き合ってくださるルーカスさんほんと神様だな。ありがとうございます!
+ いちいちこの人の言葉が良すぎてメモが止まらないんだ
「待ってください、ルーカスさん!」(この「ルーカスさん!」の音声好きだな、本気で呼んでいる感じが伝わってくるいい声だ)
「どうしました? 空から槍でも降ってきたような慌てぶりですね」「それ以上のことが起きてるんです! 事件解決のために、貴方の力を貸してください!」
「聞きましょう。貴方のお願いとあらば、なんなりと」(待て待てここ音声入れてくるのか! やめろぉ! 嬉しくなるだろうが!)
いやでも流石にフィンブル境界線とやらのゲートを開くとかいう技はルーカスさんといえど……っておいちょっと待って、ヤミより出でしモノのことを知ってる? なんでや! なんで貴方がFF10の隠しボスのことを!?(それはすべてを超えし者や)
「知っているんですか?」「ええ、雷に打たれて以来、溢れるように記憶が蘇っていますので」(そういえば記憶を蘇らせるために、雷を探しに二人で出かけたりなどもしたのだったな、あのダンジョンめっちゃ楽しかった)
ん? おっとぉ断られたぞ! できない、と来たか。
「神である私は、世界の観測者にすぎません。本来、人の世に関わるのは些事であれ禁止事項なのです。世界の命運を左右する重大事とあっては、尚の事、私は手を出せません」
お、お前お前ついさっきナユの声を取っておいてよくもそんなことを! やめてくれ情緒がぐちゃぐちゃになる。
「そんな! このまま黙って滅びろっていうんですか!?」「それが運命ならば」
うーん、気のせいかな。「そう、そしてその結果! 世界が滅ぶとしても!」っていうBW2時代のアクロマさんの、とっても楽しそうな声が聞こえた気がした。科学のアクロマさん、奇跡のルーカスさん。介入の結果世界が滅ぶならそれもよし、のアクロマさんと、介入しないまま世界が滅ぶのならそれもよし、のルーカスさん。対照的だ……。
「禁止事項というのは誰が決めているんですか?」「神です」「誰の事ですか?」「私です(此処に音声入るのちょっと笑う)」「つまり、自分で決めたルールってことですよね?」「そうなりますね」「ということは、ルールを破っても誰かに怒られる訳じゃないんですよね?」「ええ、私の胸が少し痛む程度です(此処にまで音声入れるかぁそっかぁ)」
いやいや世界の滅びと自身の胸の痛みとを天秤にかけるな! これだから神様ってのは変なところで人には理解し得ない理屈を発揮してきやがる! それは凡人には「傲慢」としか映らない! お願いだからそれ、一回だけ捨ててはくれないか!
でも同じ理屈をフランクル大先生も「夜と霧」で唱えていたな。神様ってのはただ人の為す行いを見ていることしかできないのだ、というのが、彼の考える「世界にホロコーストが起こってしまった理由」だったような気がする。あれっちょっと待って夜と霧ではなくて「それでも人生にイエスと云う」の方かもしれないですね。どっちだったっけか。
「ちなみに、町の人たちに何かあっても胸は痛まないんですか?」「……想像しただけで涙が出そうになりました」「めちゃめちゃ痛めてくれてるじゃないですか」「いや、驚きました。人に情を寄せることも禁止事項なのですが……どうやら思っていた以上に、貴方や街の皆さんのことを好きになってしまっていたようです。このような感情に気付いてしまった以上、協力しない訳にいきませんね」
「善は急ぎましょう。ワン、ツー、スリー!」
いや指パッチンだけで行けるんかい!! なんだこの神様あまりにもチートすぎる! なんで!? ルーカスさんなんで!?
あ、ありがとうございます……勿論行きますけれども……いやほんとありがとう。世界のために貴方のルールを捨てさせてしまって申し訳ない。
あっ、このダンジョンには一人でないといけないんですか。此処に来てルーカスさん、今までずっと付いてきてもらっていたルーカスさんを置いて私、行かなきゃいけないんですか……。なんてこった! ええいままよ! 行ってきます! 貴方のルールを捻じ曲げた責任くらいはきちんと果たしてくるぞ!
あ、一人で行かなきゃいけないってことは、当たり前ですがスカーレットさんも駄目なんですよね。さ、寂しい……彼女ともほとんどのダンジョンで一緒だったのですが……。