+ ルーカスさんのイベント、おそらく3つ目
林檎を瞬間移動させたり、女の子の足元にお花を咲かせたりする手品を遠くから見ていたナユが心中で呟くんですよね。「ふふ、本当の神技だからね」って……。
いやすごいな! ほんとすごいな! ルーカスさんのあれやこれ(イベントでも散々見てきたし、メインストーリーでラストダンジョン手前の「雲の上」に飛ばしてくれたのもルーカスさんだった、彼がいなけりゃ物語自体が進まないままだった。前作アーサーさんみたいな感じだ、なんてことだ)を間近で見てきた上で、ナユはルーカスさんのことを「本当に神様だったんですね」と信じるに至ったけど、それを街の方々に説いて回るようなことはしないままここまで来た、ということなのか! 手品であるとして喜んで見る子供たちを肯定しつつ、でもその手品のタネが「ない」ことをナユはナユだけのものとして誰にも言わない、すなわち消極的に隠すことを選んだのか! マジでナユたった一人だけの秘匿された信仰なんか! いやナユがこの神を崇めているなんて様子は何処にもないけれども、でも神様を自称しそれに見合った奇跡の力を使う彼のことを一切否定しないまま、神であると認めた上で「ルーカスさん」っていつも通り声を掛けることを選んだ、ということで……。えっすごいな、……すごいな!
で、この手品で少しトラブルが起きて暗い雰囲気になりかけてはいるのですが、そんなこと言っていられないんですよルーカスさん、貴方の力が必要なんです! さあ行くぞすぐ行くぞラストダンジョンに今すぐ行くぞ! 今日はお仕事休みなので一気にクリアするぞ! 共に小野Dと戦うのです!