セイボリーとユウリの間の「とんだ的外れ」

 第一章では「とんだ的外れなんですよ!」と激情を露わにした際に用いられたこれ。でもこれ以降も、回想や会話の中で何度も使用され、最終話においては言葉遊びに使われるレベル(ユウリがおかしさに笑い出すレベル)にまで落ち着いています。長い時間と膨大な量の会話を経て、二人はこの「とんだ的外れ」を、互いを挑発したり諫め合ったりからかったりただ単に遊んだりするための、愛嬌めいた単語にまで磨き上げることに成功しているんですよね。とんだ的外れ。とんだ的外れ! ……お気に入りです。どんどん使っていきたいですね(やめろ)

© 2025 雨袱紗