アイスティーのグラスの側面に現れた雫をひとまとめにして一枚の羽とするセイボリー

 「水に溶ける羽」どころの話じゃない。この男の手に掛かれば水が羽になるんだ。
 そんで羽を受け止める器に名前を書いてあげればいいよ。どこまでも中途半端な二人の在り方を二人の名前で許して差し上げればいいよ。ほら決まった、あっという間に決まった、よし書く。

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