主人公側から見えない角度で刺してくるのほんま狡い(死角から刺客)

 おま、お前、さっきまでノリノリで「ワタクシを本気にさせましたね?」とか「タネも仕掛けもございません!」とか言ってたじゃん。ノリノリだったじゃん。めちゃめちゃ楽しんでるように見せてたじゃん。だのになんだよその表情は! やっぱ本気やないか! 愉快の装甲剥がれとるやないか! なんてこった!
 そんでもってヤドランのダイマックスを見届けてこっちに向き直るときにはいつものさ、口角左側だけ大きく上げたあの得意気な表情に戻っているという有様なんだよ。おま、お前さ……そういうとこやぞセイボリー!

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