これは傑作(恋語りのオチみたいになってしまった)

 といったこと(一つ下の投稿)を書いた後で、漫画版の記憶から引用した台詞が本当に正しいのか確かめるために「機巧館のかぞえ唄」の漫画版を引っ張り出そうとしたのですが、本棚にないんですよ、その巻だけ。「えええなんで!? 捨てた!? そんな馬鹿な!」とか思って冷や汗をかいたのですが、すぐに思い出しました。隠したのでした。あまりにも好きすぎて。手が付けられなくなる程だったから、封印してしまおうと思って。本棚の奥に押し込んで、別の本を差し込んで塞ぐ形で、容易には取り出せないようにしていたのでした。
 ああもうなんてこった、傑作だ。恋をした奴が為す愚行はこんなにも滑稽だ。

 でも折角取り出したからやっぱり読んじゃう。よし、台詞はちゃんと合ってた!

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