DBHに魅入られたのとほぼ同じタイミングで「不老不死」っていう曲に出会ったのですけれどもね、好きなんですよこれ。
「我が儘な杞憂」って、そんな形容の仕方、逆立ちしても思い付かないんですよ私! これすっごいかっこいいよね、だって我が儘な! 我が儘な杞憂なんですよ!
これは「我が臆病な自尊心と尊大な羞恥心」並みに名言だと思うんですよ! すっごいよね、すっごいよね!
自尊心も羞恥心も杞憂も別に要らないものじゃないし責められるべき感情ではないはずなのに、それを美しいまでの皮肉で描写しているんですよ。すっごいよね!
だって杞憂って「そんな心配は杞憂だってばHAHAHA」とか笑い飛ばしたり「杞憂です」とかばっさり切り捨てたりとかそういう場面で使うものでしょう?
もしくは宝石みたいな子が「こんなことは杞憂に過ぎないのかもしれませんが」みたいな感じで口にして、こう、健気な心地を表現する際に用いたりするものでしょう?
でも! でも! それって我が儘なんですって! 我が儘な杞憂なんですって!
その心配も! 思い遣りも! メンタルリスクヘッジも! 健気さも! 全部全部我が儘! 利己的な自己防衛! 馬鹿馬鹿しい!
……って一笑に付しているようなこの「我が儘な杞憂」が本当に大好きなんです。
サビに入る前のところで歌われるんですけれど、この方の声の伸び具合もなんだか笑っているように思われてすごい好き。
ま、まあこの曲が「不老不死」というタイトルであり、永遠の命を持つ者の視点でどうやら歌われているようなので、
ちょっとだけ先のことについて思いを巡らせるなんてツマラナイ、というような思いから「我が儘な杞憂」と揶揄しているだけなのかもしれないのですが……。
いやそれでも、それでも我が儘な杞憂は出てこないよ。出てこないって!
だって全ての虎が「我が臆病な自尊心と尊大な羞恥心」なんていう言葉を編み出せる訳じゃないでしょう、つまりはそういうことなんですよ!(?)