うああ忙しいからSSはメモだけにしておく!

(ダンデさんとユウリ)
「私は神になれるだろうか」
「そんなものにはならなくていいよ、君は君のまま立派になればいいんだ」
「でも私がガラルの皆に認めてもらうためには、私が私でない何者かにならなければいけないように思われてならないんだよ」

(ホップとユウリ)
「ごめんなさい、許してください、などと泣きじゃくるのは私の柄ではないけれど、許されるならそうして吐き出したい気持ちさえするよ」
「どうしてオマエが謝らなきゃいけないんだよ。悪いことなんて一つもしていない、誰もが認めるガラルのヒーローじゃないか!」
「そうだよ、認めてくれている。でも望まれていた訳じゃない。ダンデさんも、キバナさんも、私ではなく君を待っていたんだよ、ホップ」
「そうかもしれないけれど、そんなのもうどうだっていいじゃないか。もっと胸を張れよ。皆、オマエのことが大好きなんだぞ!」
「そうだね、私も皆のことが大好きだ。それを踏まえて今度こそ言わせてほしい。……ごめんなさい」

(ネズさんとユウリ)
「ホップにはダンデさんがいる。マリィにはネズさんがいる。ビートにはポプラさんがいる。これをネズさん、貴方はどう思う?」
「さて、どっちについての考えを言えばいいんです。君のお友達が恵まれていることですかね、それとも君が、孤独なこと?」
「どちらでもない」
「?」
「私は「私がこんなにも孤独であるのに、皆が私を支え、導き、応援しているような気持ちになっていること」について、貴方の考えを聞きたいんだ」
「……それは、ふふ。いやごめん、おれ以上に根暗で卑屈なことを君が言うものだから、ついおかしくなってしまったんですよ」
「そうとも、おかしな話だ。こんなおかしな私は知られるべきではない。私が孤独であることは、このまま誰も知らない方がいいのだろうね」
「ええ。それは、ガラルの未来を担わんとするチャンピオンの心理にほとほと似つかわしくないものだから」
「そう、だからネズさん、貴方だけだよ。貴方にだけ言うよ。すまないね、こんなことをして。これは私のささやかな八つ当たりだと思ってくれればいい。
貴方はこの私のみっともない秘密を、私がどうにかなってしまうまで、ずっとその薄い腹の中に閉じ込めておかなければならないんだよ。
そして私はそんなことに、仄暗い喜びを覚えているんだよ。どうだい、最低なことだろう」

王道大団円で突っ切るつもりだったのですが、別ルートも必要なんじゃないかって思えてきて早速頭がパンクしそうです。
XYの4ルートとまではいかずとも、2ルートくらい簡単に出来上がりそうだなあ。

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