そういえば昨日は両親の結婚記念日だったのですよ

本当はタンバシティで一番美味しい(と私が勝手に思っている)ケーキ屋さんでお祝いのものを調達していくつもりだったのですが、
母が風邪で寝込んでいるとのことだったので、弱った体に生クリームはAKAN案件と思いましたためにプリンへと変更しました。
和菓子屋さんの瓶プリン、割と喜んでくれたのでよかったなぁと思いました。
気兼ねなく食べ物をプレゼントしたりそれを一緒に食べたりを無条件に喜べるのって家族くらいのものだから、この時間はこれからも大事にしたいですね。

それにしても人生の半分以上を赤の他人と一つ屋根の下で過ごしているというのはどんな感じなのだろう。
長い、本当に長い間、他人と過ごすことを喜び続けられるってどんな気持ちなのだろう。
だって皆が皆、クリスさんとアポロさんとか、トウコとNとか、彼等みたいな運命性のもとに誰かと生きることを選んでいる訳ではないものね。
他者と生きるってそれこそ、奇跡のようなことであるはずだものね。

……それでも何年も何十年もしたら、共に在ることが当然のように思えてくるのだろうか。
生き物が自ら死を選ぶことが生物学的本能に則った場合在り得ない事象であるように、
相手と別れることなど自身の人生観に則った場合考えられない、というようなことが、そんな名状し難い心理変化が、起こるのだろうか、この身にも?
うーん、ワカラナイ。

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