おや、こんなシーンどこかで……

蝶は、生きるために羽化をするものです。大空を飛ぶために羽を生やすものです。
けれどもこの少女の為した羽化はあまりにもおぞましいものでした。彼女が「生きるための身体」をその分厚いサナギの中に持ち合わせていないことは明白でした。

「病名は?」
「聞いていないの、興味がないから」
「……」
「でも私はこれを「死に至る病」だと思っているよ。私が私として生きていることへの絶望が、いつかきっと私を殺すんだと思う」

薄幸そうな少年少女がこう、分厚い衣服を勢いよく脱ぎ捨てていく様子って蝶の羽化を彷彿とさせませんかね。
いやぁでもこういう羽化の例えってプラターヌ博士の連載「Schedule of moonflower」でもやったんだよなあ。セルフ二番煎じなんだよなあ。やっちまったなあフフフラダリ(?)

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