うわあああフラダリさんかっこよすぎやろうわあああウオォッ!! ウオォッ!!
なんなんやほんまもうあかんて、その目あかんて、その! 重ねすぎて空になってしまった空気の色をした目あかんて! 細めんな! 細めんな! かっこええやろが!
あああうわああ笑わないでくれ! 微笑んでくれるなあかんそれあかんですうわああもうこころがむりです! むりです! むり……。
あああこんなに立派でこんなにお美しくてこんなにも健気にカロスを想いカロスを救おうとしていた男性が! たった一人に! 人生狂わされるとか!
貴方はもっとちゃんと生きる人だったはずなんだよ! もっとしっかり立派になれる人だったはずなんだよ! 貴方なら変えられないものを変えられるはずだったんだよ!
ああ、だのに、だのに! あんなのと出会ってしまったせいで! あんなのにハンカチを差し出してしまったせいで!
人生狂わされてまぁ……なんてこと。あんまりだ、生かしておけない。(生かしておけないとかそういうレベルじゃなく何もしなくてもあいつは勝手に死ぬ)
いやもうマジで臆病と卑屈と怠惰は人を殺すんだね……ごめんなさい本当にごめんなさいフラダリさん。
貴方の傍にはきっともっと強い人が似合うのだよね、トキ嬢とかね。気品溢れる二人組、きっとお似合いだよね、支え合い競い合ういい関係になれたよね。
そっちの方が貴方らしい生き方を貫けたよね。貴方らしく生きられたよね。ごめんなさいごめんなさい本当にごめんなさい。
だが私はそんなものを書こうとは思わない。
私が書くのはドロドロになった赤百合だ。私が書くのは、鉛の臆病と怠惰と卑屈に首を絞められる貴方の姿だ。
書き続けてやる。樹海も躑躅もMethinksも必ず完結させてやる。貴方とシェリーの辿る世界を書き尽くしてやる。
鉛と赤百合は共に生き、共に死に、共に蘇り、共に在るべきだ。私はそう信じている。信じているから書き続ける。
その、無数の活字と想いの果てに、いつかこの「彼等らしさ」が見知らぬ誰かに受け入れられることを願っている。
……なんで急にこんなこと言い出したのだろう?(発作に理由などない、つまりはそういうことだったのだ)