6年目にしてようやく彼女を象徴する台詞が出来上がる

2013年からずっとずっとシェリーを書いてきましたが、この子、ほかの主人公みたいなどやぁ台詞に欠いていたのですよね。
いつも「ごめんなさい」とだけ言って俯いてしまうような子だったから、彼女の想いや考えを赤裸々に語るシーンって本当に、なかったのです。
今までは木犀の「私を忘れないで」が一番それっぽかったのですが、あまりにもシンプルすぎない? これだけじゃ彼女の人間性って伝わらないよね?
……ということで、こっちにすることにしました。Methinks10話のどやぁ台詞、これがきっとこれからの彼女の代名詞になる、はず。

クリス「あら、同じ色」
コトネ「私、強くなるよ。君よりももっとずっと強くなる。そして、このちょっとおかしな世界を変えるの」
トウコ「その結果、イッシュがどうなったって知ったことじゃない。私は私とNの世界が守られていればそれでいい」
ヒカリ「私、皆が悲しくならないようにしたい。私にできること、あるかなあ?」
シア「私は私の大切な人達を傷付けた、たった一つの悲しい理をどうしても許せない」
トキ「私にとっては造作もないことよ」(仮)
ミヅキ「私、ちゃんと生きるんだよ。幸せじゃなくても、笑えなくても、排斥されても、輝けなくても、どう生きればいいか分からなくなったとしても、生きるの」
ミヅキ裏「馴れ馴れしく話しかけるな! ミヅキはお前みたいな甘ったれた奴が大嫌いだ!」

シェリー「うるさい! 貴方なんか! 私が××××××××××××××××××のくせに!」

(番外:アルミナ「でも貴方がいなくなったら悲しいし、寂しいわ、とても。それだけではいけない? それだけでは貴方と生きるには少し、足りない?」)

アポロ「貴方の青を、私に下さい」
シルバー(確か冷たい羽に渾身のどやぁがあった気がするけれど思い出せない……)
アカギ「何処にもいけない、などということはあり得ない」
ゲン「だって私はもう、貴方がいなければよかったと思うことができないんだ」
ゲン(夢)「私達には怪物の血が流れているんだよ。怪物という秘密は、隠されなければいけないんだ」
N「ヒトは声に出さないところで、あれこれと気持ちを巡らせるから厄介だね」(どのN連載にも必ず登場する台詞です)
アクロマ「貴方は間違っていません。仮に間違っていたとしても、わたしが支えます」
アクロマ(M)「走り続けられている貴方は幸運です。それはきっと、貴方がこれからも沢山の人と出会えるということですから」
ゲーチス「手を殺いで、などと言ってくれるな」
フラダリ「君は、前を向いている方がずっといい」
フラダリ(木犀)「その答えが聞きたいのなら諦めるな。簡単に命を投げ出すな。それが尊いものだと他でもない君が言ったんだ。捨てるなと君がわたしに諭したんだ。君が……!」
フラダリ(やさ)「では、お先に失礼するよ」
ズミ「何かひとつ、それがあれば、あとは私が貴方を引っ張り上げてみせます」
ズミ(やさ)「もう貴方は、私がいなくても大丈夫ですね」
パキラ「貴方の何にだってなってあげる」
ダイゴ「君を好きになったからだ。だから君に愛を拒まれると少し困るんだ。ボクの想いが行き場を失くしてしまうから」
ダイゴ(サイコロ)「嘘か真実か、見抜くんだ。君が大切な人を守りたいと思うのなら」
ルザミーネ「恐ろしい不条理から逃れようとしてわたくしがすることは、いつもわたくしの愛した命を悲しませる」
ザオボー「わたしを嫌いなさい、ミヅキ。君に必要なのはそういうものです」「喜びなさい、君は宝石だ。宝石になる価値のある人間だ」
グズマ:どの最善でもなかった存在が、それでも心を折ることなく彼女の前に辿り着いた時、その彼の歩みを、彼の振るい続けた力を、祈りを、人は「最愛」と呼ぶのかもしれなかった。

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